読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

私的良品。

自分の買い物を自画自賛。我が家にあるナイスなモノの素晴らしさを説きます。

図鑑を買う。

気がつけば,我が家には図鑑がたくさんあります。

「子供はのびのび育てる」がモットーで,知育よりも遊び重視の我が家ですが,しかし自然科学には親しんでもらいたいという思いがあります。その自然科学への入り口として,図鑑は非常に有用なものです。

 

図鑑といえば,2歳児向けくらいだとこういう色んなものが載っていてかわいいイラストのものや,

0さい~4さいこどもずかん 英語つき

 もっと大きい年齢になるとこういう分厚くてシリーズ化しているものがスタンダードだと思います。

増補改訂版・動物 (ニューワイド学研の図鑑)

 が,我が家にはどちらもありません。

かなり批判的に書きますが,前者は子供よりも親に媚びている感じがして苦手です。なぜ絵をそんなに記号的にデフォルメするのか,なぜ見た目はかわいいけれど読みにくいフォントにしたのか,なぜ英語をつけるのか,「親ウケがいい」以外の必然性を感じません。後者はあったらあったでいいのですが,カバーする範囲が広く,厚すぎる割に使えない,本棚の飾りになっている気がします。

…と,偉そうに語る我が家の図鑑選びの変遷について,これから記していきたいと思います。今回は,長いです。

 

はじめての図鑑

息子に初めて買った,図鑑らしい絵本はこのシリーズでした。

 

すいぞくかん (てのひらしゃしんえほん)

 「図鑑」とはどこにも書いていませんが,手のひらサイズのリーズナブルな図鑑です。ページ数は少なく,厚紙タイプ。ちょうど2歳くらいの,海の生き物に興味しんしんで,水族館に通い詰めていた頃に買いました。1ページに1生物,背景のない分かりやすい写真が1つ載っています。子供の認知に沿って必要なもの以外は削ぎ落とした,かといって記号的ではない,非常にいい本だと思います。

「これ,知ってる!」の喜びが大きい時期で,指差して名前を言うだけでとても楽しそうでした。

これがとても良かったので,同じシリーズの「どうぶつ」も買ってみたのですが,食いつきはイマイチでした。やはり子供の興味に沿ったものであることが,図鑑選びの一番の条件です。

 

眺めて楽しむ図鑑

2歳くらいでは,図鑑の中の自分の知っているものには興味があっても,知らないものにはあまり興味を示しませんでした。それが3歳4歳くらいになると,好きなジャンルの未知のものに興味を示し,どんどん覚えるようになります。また,そもそも記憶している量が増えてくるので,大きな図鑑も楽しめるようになります。

この頃は,絵本的な要素のある図鑑や,仕掛けのある図鑑をよく読みました。図鑑は「読む」「眺める」ものでした。

 

のりもの 改訂版 (はじめてののりもの絵本)

この「はっけんずかん」シリーズはしかけ絵本になっていて,1ページにたくさんのめくれる箇所があり,めくると中の構造が現れたり動物がアクションを起こしたりします。「めくる」という行為も楽しいのか,一緒に読んでいる親は長いので辟易してしまうのですが,いつまでも読んでどんどん知識を蓄えていきました。しかけ絵本だとあまり「図鑑」という感じはせず,買うのを躊躇したのですが,子供の食いつきが凄く,これは買って正解でした。

また,こちらのシリーズも良かったです。

こども百科 4・5・6歳のずかんえほん こんちゅうの本 (講談社の年齢で選ぶ知育絵本)

表紙はデフォルメされたイラストですが,中身はリアルな絵と写真で,「はっけんずかん」シリーズよりも図鑑らしさがあります。けれどタイトルにあるように幼児向けなので,絵本的な「読む(読んでもらう)」要素が強いです。最後の方にはクイズもあって,そこが息子は大好きでした。

変わり種では,こんなものもアリでした。

からだにおいしい魚の便利帳 (便利帳シリーズ)

 完全に大人向けの本ですが,写真が分かりやすく,掲載点数も多いので子供が図鑑として楽しめます。魚が好きだった時期に親の本棚から引っ張ってきて読んだのですが,スーパーで見る魚に異様に詳しくなりました。

また,これも穴が空くほど読みました。

ほんとのおおきさ水族館

動物の方が有名な,実物大の図鑑です。やはり迫力が違います。掲載点数がさほど多くないので,上記のものと比べると比較的簡単に読めるのですが,いつまでも眺めていてなかなか先に進みませんでした。 

 

調べる図鑑

5歳になると,身の回りの自然から知らないものを見つけ出して,「これ何ていう生き物?」と頻繁に尋ねるようになりました。虫や鳥,花や草などです。図鑑は「見て楽しむ」ためのものから,「調べる」ためのものへと変わっていきました。今では知らないものに出会うと,「帰ったら図鑑で調べよう!」が口癖です。

しかし調べるための図鑑となると,なかなか限られてきます。掲載点数が多いと同定が困難ですし,子供が好きな,有名だけど珍しい種が載っているものは使いにくいです。結果的に,全て大人用の図鑑を使っています。

我が家の最初の「調べる」図鑑は,こいつでした。

イモムシハンドブック

その名の通り,イモムシの図鑑です。イモムシは割と嫌われますが,動きが遅いので子供でも捕まえやすく,観察も容易です。そして身の回りに意外に多く生息していますが,ほとんど名前を知りません。これまで捕まえたイモムシは,この図鑑でほぼ同定できました。

別に綺麗でも何でもないスズメガの幼虫を捕まえたときは,この図鑑で調べて食べ物になるヤブガラシを探し,虫カゴで飼い,毎日観察し,羽化に成功しました。我が家を訪れて息子にこの本を自慢された大人たちは大抵ドン引きしていましたが,息子が一人でボロボロになるくらい読み込んだ,思い出に残る一冊です。

他には,雑草ならこれ。

写真でわかる 雑草の呼び名事典

 写真がとても見やすいです。掲載点数は少なめなので,親が詳しければもっと他の図鑑がいいのでしょうが,残念ながらあまり詳しくないので非常に探しやすく役立っています。その辺に群生している植物であれば大抵載っています。

このシリーズは他にもあって,どれも表紙が素敵です。いずれ揃えたい…。

どんぐりの呼び名事典 拾って楽しむ

 

 そして最近のブームは,鳥です。これもどれが良いか悩んだのですが,スタンダードに(?)日本野鳥の会のものを選択しました。

新・山野の鳥―野鳥観察ハンディ図鑑

ハンディタイプで,まさに同定するための図鑑。身近なものしか載っていません。「水辺の鳥」とセットになっていて,この2冊でほぼカバーできます。鳥の同定はなかなか難しいですが面白く,親がハマりそうです。

 

と,このように全てジャンルごとに良さそうな図鑑を探して購入していますが,それらでカバーできないときはこちらで調べています。

日本の生きもの図鑑

先日も散歩中にヘビを見つけましたが,爬虫類の図鑑は持っていないのでこちらで調べました。(シマヘビでした。)広く浅く,日本に住む生き物が載っています。樹木,草花,昆虫,鳥,水辺の生き物,獣…と本当にオールジャンルです。住む場所ごとに整理されているので探しにくく子供が脱線しやすいのが難点ですが,補助的には使いやすいです。

 

と,5歳現在で図鑑との付き合いはこのような感じです。

子供に付き合って図鑑を読んだり調べたりしているうちに,自分も自然に親しむようになりました。ただの雑草や鳥なんかの名前が分かると,世界が変わります。子育ての醍醐味を,今まさに味わっています。

 

 

 

これは自分用に欲しい。

地球博物学大図鑑

地球博物学大図鑑

 

 

【関連記事】

脳に良さ気なおもちゃたち。